こんにちは、ナギです🐢
作業療法士として18年、いまは訪問のリハビリと、自費リハビリの副業をしながら、医療職の身体と働き方について書いています。
「プロテインを飲んでいるのに、なんで疲れが抜けないんだろう、、、」
「タンパク質はしっかり摂ってる気がするのに、朝から重だるい」
「結局、何を食べたら回復するのか分からない、、、」
📌 この記事は、こんな方へ
・プロテインを飲んでいるのに、疲れが抜けない方
・完璧な食事は無理だけど、最低限のラインは整えたい方
・共働き・子育て中で、時間がない毎日を回している方
まず大事な前提——プロテインは「疲労回復」とイコールではない
プロテインを飲み続けていた時期、私は正直、こう思っていました。「タンパク質を摂ってるんだから、そのうち疲れも取れるはず」。でも、疲れは抜けませんでした。
それは、当然のことだったんです。プロテインは、あくまで筋肉の材料であって、「疲れを取る薬」ではないからです。
そもそも『疲れ』にはいくつかの種類があって、種類ごとに必要な栄養素が違うんです。ここを混ぜて考えると、いつまでたっても「飲んでるのに効かない」状態が続いてしまいます。
疲れには3つの種類があって、それぞれ必要な栄養素が違う
整理すると、こんな感じです。
💡 ① 身体的疲労(筋肉・関節への負担)
長時間立ちっぱなしや、力仕事のあとに来る疲れ。必要なのはタンパク質(筋肉の修復)、クエン酸(エネルギー代謝)、オメガ3(抗炎症)。
タンパク質の出番はここ。プロテインが効きやすいのもこの種類の疲れです。
💡 ② 神経疲労(脳・自律神経の消耗)
パソコン作業や、判断の多い1日のあとに来る「頭の疲れ」。必要なのはビタミンB1(神経機能)、マグネシウム(神経のリラックス)。
豚肉・玄米・ナッツ・海藻が役に立ちます。プロテインだけ飲んでも、ここはなかなか動きません。
💡 ③ 精神的疲労(ストレスによるメンタルの消耗)
人間関係や緊張感が続いたあとに来る、気持ちのだるさ。必要なのはトリプトファン(セロトニンの材料)、ビタミンD。
バナナ・牛乳・大豆・卵に多く含まれます。私が朝の習慣にしているのは、実はここを狙ったものです。
我が家の現実解——「朝だけ」固定して、夜は気楽に
我が家はOTの私+キコ(精神科看護師)+子ども3人の5人家族です。共働きで時間に余裕のない日が多くて、夕食は正直、「その日の半額惣菜」で済ませることも珍しくありません。
それでいいと思っています。家族みんなで囲む食卓は、献立の完成度より、そこにある温度のほうが大事なので。
でも、朝だけは決まったものを摂るようにしています。ヨーグルト+プロテインを混ぜた牛乳。これが我が家の固定メニューです。
なぜ朝の「タンパク質」を固定しているかというと——精神的疲労(メンタルの消耗)を予防する材料を、毎朝1回入れておきたいからです。
タンパク質のなかのトリプトファンは、セロトニン(落ち着きをつくる神経伝達物質)の材料になります。夜になるとメラトニン(眠りのホルモン)に変わって、睡眠の質にもつながります。
つまり朝のタンパク質は——「身体の疲労を取る」ためではなく、「夜までの心の安定」を準備するためのもの。ここを取り違えないだけで、続けるモチベーションがぜんぜん変わります。
ヘルニア回復期に学んだ「血糖値を乱高下させない」習慣
腰椎ヘルニアで動けなくなった時期、食事への意識が変わりました。ヘルニアは痛みが常に付きまとうので、気分が落ちやすくなります。動けない、先が見えない——そんな状況で、無意識に手が伸びたのが、甘いお菓子やポテトチップスでした。
これが血糖値の乱高下を引き起こして、さらに気持ちを不安定にする悪循環だったと、あとで気づきました。
意識して変えたのは、甘いお菓子の代わりにソイジョイやクリームブランなどの低GI食品を間食に取り入れること。血糖値が急上昇しなくなって、気持ちの揺れがぐっと減りました。副産物としてダイエット効果もありました🐢
ちなみにヘルニアは近年、手術をするケースが少なくなっています。飛び出た椎間板は時間をかけて体に再吸収されるからです。私の場合も、3ヶ月ほど経ったころから、神経的な痺れが徐々に軽くなりはじめました。痛みが続く時期の食事管理は、回復のプロセスを支える1本の柱だと感じています。
まとめ——「完璧」より「守れる1つだけ」
🌿 この記事のまとめ
- プロテイン=疲労回復、ではない(プロテインは筋肉の材料)
- 疲れには①身体的②神経③精神的の3種類があって、必要な栄養素が違う
- 我が家のルールは「朝のタンパク質だけ固定」。狙いは身体ではなく、メンタル安定
- ヘルニア回復期は、血糖値を乱高下させないだけで気分が変わった
- 完璧を目指すより、守れるルールを1つだけ決めるほうが、結局いちばん続く
プロテインを飲んでいるのに疲れが抜けない、と感じている方へ。それは、たぶん「効いていない」のではなく、「目的がずれている」だけだと思います。
自分の疲れがどの種類なのかを、まずひとつ見極めるところから。そこに合った栄養を、ほんの1つだけでも朝に固定してみてください🐢
📚 参考・引用文献
- 厚生労働省「健康づくりのための食事ガイド」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/index.html)
- 厚生労働省「e-ヘルスネット」栄養素関連情報(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)
- 公益社団法人 日本栄養士会(https://www.dietitian.or.jp/)
🔗 同じテーマの関連記事
📍 あなたの次のステップ
🌱 さいごに
身体や心が出す小さなサインは、未来のあなたを守るための合図です。
「気のせい」と片付けて先送りにしてしまう前に——少しだけ、自分の側に意識を向けてあげてください。
無理を重ねないという選択も、立派なケアのひとつだと、私は思っています。
この記事が、あなたが自分を整える時間を、ほんの少しだけ取り戻すきっかけになれたら嬉しいです🐢

