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疲れた現代人に「回復の技術」を届ける | メディカルリカバリーラボ
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「少し腰が重い」を放置して、2ヶ月動けなくなった。OTが自分の身体でわかった、なんとなく不調のセルフケア習慣

2026 5/15
疲労回復・ストレッチ
2026年4月11日2026年5月15日

こんにちは、ナギです🐢

作業療法士として18年、いまは訪問のリハビリと、自費リハビリの副業をしながら、医療職の働き方について書いています。

「少し腰が重いだけ、、、と思って放置していた」

「気づいたら2ヶ月、動けなくなっていた」

「『なんとなく不調』のサインって、どう拾えばいい?」

📌 この記事は、こんな方へ

・身体の小さな違和感を、つい放置してしまう方

・OTの視点で見た『不調の前兆』を知りたい方

・日常的に取り入れられるセルフケア習慣を探している方

「なんとなく腰が重い」——そう感じながら、私はずっと見て見ぬふりをしていた。

作業療法士として患者さんの身体をケアする仕事をしていながら、自分の身体のサインは後回しにし続けた。「このくらいは仕方ない」「父も腰痛持ちだから遺伝的な要因もある」——そう言い訳しながら、何ヶ月も放置した。

そして気づいたときには、2ヶ月動けなくなっていました。

くしゃみをするだけで激痛が走る。布団で寝ると腰が反って、朝起き上がれない。ヘルニアだった。「早めにケアしてください」と患者さんに何度も伝えてきた私が、自分の身体では実践できていなかった。あの時期のことは、今も鮮明に覚えています。

目次

「なんとなく不調」が続く3つの原因

📋 なんとなく不調が続く3つの背景

①自律神経の乱れ:不規則な生活習慣・過度なストレスで交感神経と副交感神経のバランスが崩れる

②慢性的な栄養不足:食事量は足りていても、鉄・マグネシウム・ビタミンDなどの微量栄養素が不足している

③身体の「コリ」と血流低下:同じ姿勢で長時間過ごすことで筋肉が硬化し、全身の血流が滞る

【体験談】「少し腰が重い」を放置したらヘルニアになった

振り返ると、ヘルニアになる前から「なんとなく腰が重い」という感覚はあった。でも「仕事柄仕方ない」「先天的な素因もある」と、自分に言い聞かせるように放置した。

患者さんに「なんとなく不調を放置した結果として来院する方はとても多いですよ」と話してきた私が、まさにそのパターンにはまったのです。OTとして「早めにケアしてください」と繰り返し伝えてきた言葉が、自分には届いていませんでした。

ヘルニアになってからは、しばらくは本当につらかった。高反発マットレスに替えて、膝の下にクッションを入れて、ようやく朝の痛みが少しずつ和らいできた。約2ヶ月かかりました。

「少しの不調でも、早めにケアする」——自分の身体で、痛みを伴って覚えた教訓です。今は、朝と夜の小さなメンテナンスを欠かさないようにしています。

朝のセルフメンテナンス(10分)

💡 起床後すぐ:水を1杯飲む

睡眠中に失われた水分(約500ml)を補給する。内臓が目覚め、腸の動きも促進される。私はこれをヘルニアの療養中に始めて、そのまま続けています。難しくはない。ただ、続けられるかどうかが全てです。

💡 朝日を浴びる(5〜10分)

体内時計のリセット・セロトニン分泌の促進に効果的。窓を開けて外を眺めるだけでいい。特別なことは何もない習慣だけれど、やるとやらないとでは、一日の始まりの感覚がはっきり違います。

💡 ラジオ体操程度の軽い全身運動

血流を全身に促し、関節の可動域を確保する。「体が重い日」こそ、この10分が効いてくる。腰痛が気になる方は、腰を反らさない範囲で動かすことを意識してほしいと思います。臨床で毎日患者さんに伝えていることでもあります。

夜のセルフメンテナンス(15分)

💡 股関節・胸椎のモビリティエクササイズ

デスクワークで固まりやすいのが股関節と背中の上部(胸椎)です。この2か所を動かすだけで、全身の血流・姿勢・呼吸が改善する。

ひざ立ちで片足を前に出す「ランジポジション」で股関節をゆっくり伸ばす(各30秒)。胸椎は四つ這いで背中をねじる「ソラシックローテーション」が効果的。私が患者さんに毎日教えているメニューを、自分でも実践しています。

💡 「身体スキャン」で今日のコンディションを確認

寝る前に2〜3分、頭の先から足の先まで意識を向けて「どこかに張り・痛み・違和感はないか」確認する。ヘルニアの再発予防として始めたこの習慣が、今では早期ケアへの一番の近道になっています。

【看護師視点】見逃しやすい「メンタルの不調サイン」も放置しない

「なんとなく不調」は身体だけに現れるわけではない。キコは精神科看護師として現場に立ちながら、自分自身の不調に気づくのが遅れた時期があったと話してくれたことがある。

「帰宅してからずっと放心してたんだよね。仕事のことが頭から離れなくて、休日も気持ちが切り替わらなくて。疲れているせいだって思って放置してたけど、あれは不調のサインだったんだなって後から気づいた」——キコはそう言っていた。

精神科の臨床で見ていても、「身体の不調」と「メンタルの不調」はほぼ必ずセットで現れる。眠れない・食欲がない・肩が凝るという身体症状の裏に、慢性的な精神的疲弊が隠れているケースは非常に多い。逆に「なんとなく気力がわかない・何もしたくない」という状態が続いているときは、身体のどこかに緊張や疲労が蓄積していることがほとんどです。

夜の「身体スキャン」と合わせて、「今日の自分のメンタルはどんな状態か」を1行だけ書き出す習慣を取り入れてみてほしい。「しんどい」「なんかモヤモヤする」——それだけでいい。外に出すことで、放置から早期ケアへの一歩になります。

まとめ

私がヘルニアになったのは、「なんとなく不調」を放置し続けた結果です。あの2ヶ月を思うと、早めのケアで防げた可能性が高かった。だからこそ今は、朝10分・夜15分のメンテナンス習慣を欠かさないようにしています。

身体とメンタル、両方の小さなサインを見逃さない。それが回復への最初の一歩だと、自分の身体で確かめました。



📖 あわせて読みたい

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📚 参考・引用文献

  • 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」(https://www.mhlw.go.jp/content/001194020.pdf)
  • 公益社団法人 日本作業療法士協会(JAOT)公式サイト(https://www.jaot.or.jp/)
  • 厚生労働省「e-ヘルスネット」セルフケア関連情報(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)

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🌱 さいごに

身体や心が出す小さなサインは、未来のあなたを守るための合図です。

「気のせい」と片付けて先送りにしてしまう前に——少しだけ、自分の側に意識を向けてあげてください。

無理を重ねないという選択も、立派なケアのひとつだと、私は思っています。

この記事が、あなたが自分を整える時間を、ほんの少しだけ取り戻すきっかけになれたら嬉しいです🐢

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この記事を書いた人

なぎのアバター なぎ

🐢 ナギ(作業療法士)
作業療法士18年・整体師。7年のダブルバインド環境で体重が7kg減り、転職を決意した当事者。HSP気質。「逃げることも選択肢のひとつ」と伝え続けています。

🐰 キコ(精神科看護師)
精神科看護師。働きながら通信制看護学校を卒業し校長賞を受賞。退職相談を経て部署移動を選んだ当事者。夫ナギとともに、医療職のリアルな回復・働き方を発信中。

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