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疲れた現代人に「回復の技術」を届ける | メディカルリカバリーラボ
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「座って目を閉じて呼吸に集中」が、私には合わなかった。HSP気質のOTが続けられた日常5分のマインドフルネス

2026 5/15
メンタルリカバリー
2026年4月11日2026年5月15日

こんにちは、ナギです🐢

作業療法士として18年、いまは訪問のリハビリと、自費リハビリの副業をしながら、医療職の働き方について書いています。

「『座って目を閉じて呼吸に集中』が、私にはできない、、、」

「マインドフルネスって、私には合わないのかも」

「もっと日常的に続けられる方法って、ないのかな」

📌 この記事は、こんな方へ

・一般的なマインドフルネスが続かなかった方

・HSP気質で、静かに座るのが逆にしんどい方

・日常5分で続けられる現実的な方法を探している方

マインドフルネスという言葉を聞いたとき、「座って目を閉じて呼吸に集中する」というイメージがありました。そういうのが苦手な私には向いていないと思っていたのです。

でも実際は違いました。日常の何気ない行動をちょっと意識するだけで、効果が得られると気づきました。特別な道具も時間も、いらなかったのです。

目次

マインドフルネスで得られるリカバリー効果

マインドフルネスとは「今この瞬間に意識を向けること」。これを習慣にすることで、以下の効果が科学的に証明されています。

📋 科学的に証明されているマインドフルネスの効果

  • コルチゾール(ストレスホルモン)の低下
  • 集中力・注意力の向上
  • 睡眠の質の改善
  • 慢性的な疲労感の軽減

【体験談】「行きたくない」という気持ちと向き合う中で見つけた方法

私はおそらくHSP(Highly Sensitive Person)的な気質を持っています。職場で誰かがいじめられているのを目撃するだけでも、自分のことのように辛くなる。そういう繊細さが、長年にわたって心の負担になっていました。

一方で、もともと好奇心が強く、今ある環境の中に楽しみを見つけることが好きな性格でもあります。仕事一辺倒が性に合わなくて、日常のちょっとしたことに面白さを見つける——振り返ると、それ自体がマインドフルネス的な習慣だったのかもしれないと気づきました。

「行きたくない」と思いながら職場に向かう感覚は、OT18年のキャリアの中でもある時期に初めて経験しました。その感覚に自分で気づけたのも、日頃から自分の状態に意識を向ける癖があったからだと思っています。そのときに意識して取り入れ始めたのが、日常の小さなマインドフルネスでした。

キコは、仕事終わりに放心状態になることがあると話してくれました。帰宅後に何もできない状態から、どうやって切り替えるか。「無理に頑張ろうとしない」というのが最初の一歩で、そこから少しずつ「今ここ」に意識を戻す練習が効いてきたとキコは言っていました。

マインドフルネスは「感情をコントロールする」技術ではなく、「今感じていることをそのまま観察する」練習でした。繊細な気質の方ほど、実は効果を実感しやすいのかもしれません。

日常でできる「5分マインドフルネス」5選

💡 ①食事の最初の3口を「ゆっくり味わう」

食べる速度を意識するだけでいいです。味・食感・香りを感じながら噛むことで、副交感神経が優位になります。食後の眠気も軽減されました。仕事の合間の昼食でも、最初の3口だけ意識する。これだけで昼からの疲れ方が変わりました。

💡 ②歩くときに「足の裏の感覚」に意識を向ける

通勤中・移動中に、スマホを見ずに地面を踏む感覚に集中します。1分間でも効果があります。頭の中がすっきりするのを感じます。「行きたくない」という気持ちが強い朝こそ、この1分が気持ちをリセットしてくれることがあります。

💡 ③手洗いの30秒を「感覚に集中する時間」にする

水の温度・泡の感触・水が流れる音。毎回の手洗いをマインドフルネスの時間に変換するだけで、1日に何度もリセット効果を得られます。医療職は手洗いの回数が多いからこそ、使いやすい方法だと思っています。

💡 ④入浴中に「身体のどこかが緊張しているか」確認する

首・肩・腰・顎……知らず知らずのうちに力が入っているところはないか。湯船の中で意識を向けて、意図的に力を抜いていきます。帰宅後に放心状態になりやすい方は、入浴をルーティンの最初に持ってくることで回復が早くなりました。私もキコも、これを習慣にしてから帰宅後の時間の流れが変わりました。

💡 ⑤寝る前に「今日のベスト1」を心の中で言う

眠る前の30秒、今日1番よかったことを1つだけ思い浮かべます。脳の「ポジティブフィルター」を強化する効果があり、睡眠の質も向上します。

【キコの話】「脳が仕事モードになっている」と気づくこと自体が、マインドフルネス

キコが実践しているマインドフルネスの話です。特別な方法ではありません。

帰宅後も仕事のことが頭から離れないとき——「あの処置、ちゃんとできていたか」「あの言い方をされたのはなぜ」——そういう思考が止まらないとき、まず「今、自分の脳が仕事モードになっている」と名前をつけるようにしていると、キコは話していました。

これはマインドフルネスの「観察する」実践そのものでした。感情を止めようとするのではなく、「そういう状態にある自分」を一歩引いて眺める。それだけで、思考に飲み込まれる感覚が少し和らぐのだとキコは言っています。

もう一つ効果があるのが、物理的に職場から遠ざかることだそうです。田舎に行く、広い景色を眺める——景色に五感を向けているとき、頭は自然と「今ここ」に引き戻される。悩んでいたことが急に小さく見える瞬間がある、と話してくれました。これも立派なマインドフルネスだと気づきました。

「瞑想しなければ」と構えなくていいのです。「今、自分はどんな状態か」に気づく——その一瞬が積み重なって、回復の土台になっていくのだとキコの言葉が教えてくれました。

まとめ

マインドフルネスは特別な道具も時間も不要でした。「今ここ」に意識を向ける練習を、日常の小さな行動に組み込むだけで始められます。繊細な気質の方や、仕事終わりに感情が消耗している方こそ、まずは今夜の入浴から、ほんの少しだけ「自分の身体に意識を向ける」ことを試してみてください。

📖 あわせて読みたい

  • ▶ 職場ストレスを「溜めない」技術—毎日できるデプレッシャー習慣
  • ▶ 睡眠の質を劇的に改善する「寝室環境」5つの見直しポイント

📚 参考・引用文献

  • 一般社団法人 日本マインドフルネス学会(https://mindfulness.jp.net/)
  • 厚生労働省「こころの健康—職場でのメンタルヘルス対策」(https://www.mhlw.go.jp/kokoro/workplace/)
  • Kabat-Zinn, J. (1994). “Wherever You Go, There You Are: Mindfulness Meditation in Everyday Life.” Hyperion.

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🌱 さいごに

身体や心が出す小さなサインは、未来のあなたを守るための合図です。

「気のせい」と片付けて先送りにしてしまう前に——少しだけ、自分の側に意識を向けてあげてください。

無理を重ねないという選択も、立派なケアのひとつだと、私は思っています。

この記事が、あなたが自分を整える時間を、ほんの少しだけ取り戻すきっかけになれたら嬉しいです🐢

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この記事を書いた人

なぎのアバター なぎ

🐢 ナギ(作業療法士)
作業療法士18年・整体師。7年のダブルバインド環境で体重が7kg減り、転職を決意した当事者。HSP気質。「逃げることも選択肢のひとつ」と伝え続けています。

🐰 キコ(精神科看護師)
精神科看護師。働きながら通信制看護学校を卒業し校長賞を受賞。退職相談を経て部署移動を選んだ当事者。夫ナギとともに、医療職のリアルな回復・働き方を発信中。

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