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疲れた現代人に「回復の技術」を届ける | メディカルリカバリーラボ
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アルコール依存症の人は「だらしない」のではなく、真面目すぎた人だった

2026 5/18
メンタルリカバリー
2026年5月15日2026年5月18日

こんにちは、きこです🌷

精神科で看護師をしながら、医療職の働き方について書いています。

「お酒が止められない人って、意志が弱いだけなのかな、、、」

「真面目な人ほど、なぜか依存症になりやすい気がする」

「身近な人がそうかもしれない、と思った時、どう関わればいいんだろう」

📌 この記事は、こんな方へ

・アルコール依存症の方と関わる機会があり、向き合い方を考えている方

・「だらしない人」というイメージに違和感を覚えている方

・真面目さが追いつめてしまう構造を、現場目線で知りたい方

アルコール依存症というと、どんなイメージを持つでしょうか。「意志が弱い」「自己管理ができない」「だらしない人」——そういうイメージを持っていた時期が、私にもありました。

目次

現場で見えてきた、別の顔

精神科の訪問看護に関わるようになって、アルコール依存症の方と向き合う機会が増えました。そこで気づいたのは、「だらしない人」ではなく、むしろ「真面目すぎる人」が多いということでした。

嘘がつけない。理不尽なことを流せない。対人関係でうまく立ち回れない。そういう不器用さを持った人たちが、気づいたらアルコールに頼っていた——そういうケースを何度も見てきました。

息抜きの方法を持てなかった人たち

多くの人は、趣味や愚痴や気晴らしなど、自分なりの息抜きを持っています。でも、真面目すぎる人はそれが苦手です。「こんなことで休んでいていいのか」と感じてしまう。愚痴を言うことが申し訳なく感じる。だから限界まで一人で抱え込む。

そうして追い詰められたとき、「飲むと少し楽になる」という体験をしてしまうと、その人にとってアルコールは唯一の逃げ場になっていきます。

依存症は「罠」にはまった結果だと思う

依存症は特別な人がなる病気ではない、と今は思っています。限界を超えるまで頑張り続けた、真面目で不器用な人が陥ってしまう「罠」に近いものだと感じています。

適切なサポートがあれば、もっと早く楽になれた人がいたかもしれない。愚痴を聞いてくれる人が一人いれば、違う道があった人もいたかもしれない。

そう思うと、目の前の人の「だらしなさ」に見えるものが、実は限界まで頑張った痕跡なのだと、静かに感じるようになりました。

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【免責事項】本記事は筆者の個人的な体験に基づく記録です。特定の診断・治療・法的助言を行うものではありません。心身の不調が続く場合は医療機関、職場の問題は労働相談窓口など専門機関にご相談ください。

※この記事の原型はnoteに掲載しています。

🌱 さいごに

辞めたい人だけが、備えるわけじゃありません。

いまの職場をできるだけ長く続けたい人ほど、「いつ何が起きてもいい次の手」を、そっと準備しておくこと——。

それが、いちばん心が楽になる道だと、私は思っています。

この記事が、あなたの「いつか」のとなりに、ほんの小さな「次の手」を置くきっかけになれたら嬉しいです🌷

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この記事を書いた人

なぎのアバター なぎ

🐢 ナギ(作業療法士)
作業療法士18年・整体師。7年のダブルバインド環境で体重が7kg減り、転職を決意した当事者。HSP気質。「逃げることも選択肢のひとつ」と伝え続けています。

🐰 キコ(精神科看護師)
精神科看護師。働きながら通信制看護学校を卒業し校長賞を受賞。退職相談を経て部署移動を選んだ当事者。夫ナギとともに、医療職のリアルな回復・働き方を発信中。

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